富士山資料館にお宝発見?
なぜか、このページだけ須山口登山歩道のページと趣旨がずれていますがご勘弁を。
現在、富士山資料館の入り口には目印になるよう富士山測候所で使用されていた雪上車が
置かれていますがこれが、実はお宝だったりするのです。
カーポートの下に鎮座する雪上車。
フロントグリル下にSNO・CATとある。
小柄な雪上車からのネーミングだろう。
どうしてこの車がお宝なのかと言えば
今は無き米国タッカー社の車なのだ。
うすくTuckerのレリーフが見える。
で、タッカー社といえばこの名車があまりにも有名
映画「Tucker」に登場する車です。
映画の中だけではなく実際にあったメーカーなのです。
この車はトヨタ博物館所有の完動車です。
映画はレンタルビデオ屋にあります。
キャタピラにもはっきりとタッカーの文字が。
幻のメーカー、「タッカー」が実は雪上車も作っていて
しかも遠く離れた日本のフジヤマで使用されていたこと。
おそらく現存するのは日本にこの1台。世界的に見ても貴重。
これだけ揃えば充分にお宝の条件を揃えています。
リアゲートには「富士山測候所」の文字が。
いったい山頂まで何往復したのだろうか・・
車内の傷みはそれほどなく今にも動きそうである。
それもそのはず、現在でもエンジンが掛かるとのこと。
オドロキ!30年以上も前の車だよ。
こんなお宝が役目を終え今は登山者の安全をふもとで見守っています。
富士山に登る前に資料館に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。